2012年 09月 26日

なぜか詩のようなものを

(なぜか詩のようなものを書いたので貼っておきます!)




「さようなら」
そんなに
いそがなくても
いいのに

いつも話しかけたら
もう遅い
ことばがみつかったときには
もういない

そんなふうに
めぐっていく

なきがらが棺に
しずかに置かれて
そのまわりをゆりの花が
埋め尽くしても

それでもまだみつからない
よびかけることば

はやく
はやく
もっとさきに
いえたらいいのに

いつもいつもことばは
あとから遅れて

みつかったときにはもう
あなたはいない

焼き場の人たちが
立ったまま話している
「この歳でこんなに残るとは
 丈夫な骨をしていなさった」

それでもまだ出てこない
おわかれのことば

「ありがとう」と
それだけを
生きているうちに
なんどでも

まいにち
飽きるほど
なんどでも
いえたら

それだけでたぶん
じゅうぶんだ
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by writetoyou | 2012-09-26 00:04 | 思い出


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