2006年 11月 03日

星のようだ



帰省が取りやめになった。
人に会って新しい空気を補給したかったので悲しい。

会いたかったのは星のようにすばらしい人たち、

ということばがふと思い浮かんだ。

考えてみると確かに星のようだ。

いつも遠くにいて会うのは年に数回で、
これからの一生であと何回、百回も会えないかもしれない。
けれどその人たちがいるということが、
照らしてくれています。
かすかな光です。太陽ほどじゃない。
人生にとって太陽のようなもの、
毎日朝起きて活動する力を与えてくれるものは、
食べ物や
職業や
お金や
洋服や
自分のなじんだ気候。
そういうのがないと生存できない。
でも不安定なときややってられないよ
なんていうときに助けてくれるものは
星の淡い光で、それは道標です。




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たとえばこんなふうに、
悲しくて困ったときにふと
「星のような人」という言葉が思い浮かび、
その意味を考えて何かがわかることがある。

言葉というのは
意味が先にあってそれを表すために出てくるわけじゃない。
歌や色や身振り手振りのように、
意味と同時にかたちが生まれる。

言葉は、
地面の中の地下水や鉱物を探り当てる
杖のようなものだと思う。

いいたいことがあって言葉をいうんじゃない。

ふいに上から落ちてきた果物を拾い上げて
口に入れたら思いの外甘いように、
ほろりと落ちた言葉をかみしめたら
そこに意味を見つける。
自分でも気づかなかった自分の心を知る。
彼の心を知る。
彼女の心を知る。





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by writetoyou | 2006-11-03 14:16 | この頃


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