いつか書く手紙

write2you.exblog.jp
ブログトップ
2007年 01月 22日

低気圧のために低く飛ぶ燕







f0117651_2245688.jpg







写真は
職場の近くで撮った
月とビルです。






f0117651_2245615.jpg







弱音ですが
ここのところ疲れやすくて
先のことを考えると不安です。
体重が減ってしまいました。
週末によく寝るようにしていたのですがうまくいきません。

胃や腸が弱っているのだと思い
よくわからないけれどヨーグルトを飲むことにしました。



ところで
いま電車に乗っていますが
ラベンダーの匂いがします。

わたしを野原に連れていってくれるようだ


そんな気持ちのする匂いです。

たんにそれが
植物の香りだから
野原に連れていってくれる
ということではなく

草臥れていても
一人ひとりの
心の中にある
ふるさと
みたいなところに
引き戻してくれる

そういう意味で
野原を思い起こさせる香り。



ラベンダーの香りを
漂わすのは
乗り込んできた男女のうち
女のほうだろうかと思います。

二人は
JRの車内販売員です。
制服からわかりました。



降りるときに確かめると
ラベンダーは
男が手に擦り込んでいた
ハンドクリームから
のようでした。

二人は
賞味期限の切れたとみえる
弁当やのりまき、おにぎりを
たくさん
袋に入れて
もっていました。
仲間どうしで
小さな宴会でも
するのかしら。



ラベンダーの香りは
疲れているときに嗅ぐと
とてもいい気持ちがします。

普段はそのよさが
そこまではわかりません。



同じことを経験したことがあります。



ぐったりと
深夜
タクシーに乗り込み
くったりと
体を
シートに
預け
吐きそうな気持ちがしていました。
酒に酔っていたわけではありません。
疲れていました。

寝たようにみえるはずのわたしに遠慮して
運転手が
控えめな音量で
ラジオをつけました。

いえ

新たにつけたのではなく
わたしを拾ったとき
一時的に下げた音量を
再び上げたようです。


モーツァルトが流れました。
モーツァルトだ、と思いました。

このまま
百キロくらい走ってもらってもいい
そう思うくらい
気持ちのよい調べです。

わたしは
吐きそうなのですが
そのメロディは
体を締めつける服を脱がせて
肌を暖かく撫でるように
そんなように
わたしに染み込みます。


モーツァルトが人気があるのが
よくわかりました。

モーツァルトが愛されている作曲家だと知っている

ということと

モーツァルトが愛されている作曲家だとよくわかる

ということとは
まったく別のことです。



何かを知るのは
知ろうとすれば可能ですが
何かをわかるのは
わかろうとしてもなかなか難しい。
わかるタイミングがくるまで
わかったとは思えません。






f0117651_2245696.jpg







ラベンダーもモーツァルトも
疲れているとき
はっとするほど
じんときます。


そのことがわかったのは
25歳になってからです。
疲れてわかることもある。

ひとを楽しくしてあげられないから
疲れぱなしの人にはなりたくありません。
でも疲れてわかることもあると思っています。

そしていまは
疲れていない状態まで上がりたいと
願っています。




いまは

気圧が低くて
もうすぐ嵐
というときに

低いところを飛ぶ燕

みたいな気持ちがします。

ぐるぐるしています。


きれいに飛びたいのです。
[PR]

by writetoyou | 2007-01-22 22:04 | この頃


<< 川      夢の全容(1月15日) >>