2007年 02月 26日
*** 飼っていた犬のコロが死んだとき それを綴るとコメントをくれた人、 どうもありがとうございます。 *** これから 二月の前半にいただいたコメントに 少しずつですが 返事を書いていこうと思います。 もらって心に残る手紙だったのに 忙しさにまぎれて (イソガシサニマギレテ なんて ほんと 言い訳以外の何物でもない言葉ですが) 返事を出さないままでいるような気持ちでいます。 ごめんなさい。 2007-02-06 00:57 「体中痛くて、自然の中だったらとっくに死んでしまっているような状態でも、 動物は命がある限り生きようとして、 そういう姿は健気で痛々しくて本当にやるせないです・・・ 最後にお別れの時間があってよかった。元気出してね。」 >まきちゃん わたしは今回、別れの時間というものの長さ・短さを感じました。 短くても、それを経ることができるかどうかで そのあと踏みしめる大地の固さが変わってくるようなもの。 それが別れの時間じゃないかと思います。 それはずっと流れ続ける時間です。 「そこ」から「いま」に向かって 絶えず 水にこぼしたミルクのように 何かが混ざり続ける。 それが別れの時間だなあと思います。 笑っていても 歌っていても しゃがんでいても 焼肉食べていても コロと別れたあとのわたしの中には つねにその別れが混ざっている気がします (楽しいときでも 思い出したら少し悲しいし 何か他のことで悲しいときでも 思い出したら励ましになる)。 どんな楽しい気分にも 悲しみが混ざっていることは ぜんぜん不思議なことではない。 糸を集めて撚り合わせるように わたしができてゆく。 その糸の一本がコロだし それがとりわけきらきら綺麗に光る糸だってわかるし コロが死んじゃったあとでも その糸は消えてなくなったりしないで つながっていて わたしを支えている。 たとえば水引細工のように 気持ちや身体というものはできていて たったいっときの気分にも色々な糸が混ざっている 人生を終えるときにみえるものは その無数の糸で織り上がった トルコ絨緞のような 大きな織物ではないのかしら? そんなふうに思っています。
by writetoyou
| 2007-02-26 22:51
| コロ
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