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いつか書く手紙

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2007年 08月 03日

電話の夢




今日も少し長い夢を見ました。


わたしは寝そべった状態で
薄いクリーム色のティシャツを着ていて
ベッドのシーツはいい具合に余っていて、ゆるゆると皺ができていた。

それはぼんやりとオレンジ色の光のある薄暗い場所で
わたしはもう二、三時間も
好きな男の子(そういう設定の人。誰というわけではない)と電話していた。
ところが肝心ところで電話の音がぷつぷつと途切れ始め
しまいにはツー、ツーと切れてしまい
でもわたしはなんかもうどうでもよくてあきらめた。かけ直さなかった。
二人とも話し続けてはいたがどうもお互い合っていないのを感じていたのだった。
そのことは二人をつないでいる電話がわかっていて
自分から会話を終わらせられない二人のために
電話がかってに切れてくれたようだった。
それは悲しいことだった。

ベッドのそばの小さなテーブルに
ファクス機みたいのが置いてあって
それに画面がついていて、そこにメッセージが出た。

「でんぱがわるいみたいだから、
今日はこれまで。
また今度」
わたしも
「うん。またね」
と送った。
その世界では、ファクス機で携帯のメールのようなやり取りができるらしい。

その静かで暖かい奥まった部屋の隣りは
いきなり蛍光灯の明かりのついた広い事務所のような場所で
ぜんぜん違う世界だった。
その事務所でわたしは電話帳を借りて
外のベンチ(合皮張りで、病院の待合室によくあるような)に座って
彼氏(本物の彼氏。白いティシャツを着ていた)と何かの電話番号を探していた。

早くしないと間に合わないんです、というようなことをわたしは事務吏員の人にいう。
さっきの番号は違っていたんです、ともいう。

でも二人で並んで探すけれど、正しい番号はなかなか見つからない。

季節は夏で、
その事務所は古い気象台とか市役所の支所のような、
小さな役場風の建物だったのだけれど
古いガラス戸は通風のために開いたままになっていて
外をブルルルルと
スクーターが通ってゆく音が聞こえた。
砂埃が待っていた。
蝉が鳴いていた。
番号は見つからないようだった。


そんな夢をみました。

by writetoyou | 2007-08-03 10:38 | 夢日記


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