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いつか書く手紙

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2007年 09月 05日

ファイアー・ワークス





ファイアー・ワークス_f0117651_1855675.jpg







きのうディズニーシーで
夜八時半に花火が始まり
あたりがイタリアみたいな景色なので
ふしぎだけれど
花火が始まったとき、
fireworksという言葉が思い浮かんで
花火も小振りだし、ナレーションと音楽を伴っていて筋があるし
花火大会の花火とは違うもののような感じがしました。

ふだんいう「花火」と違うので'fireworks'と思い浮かんだのかな。
わたしがイタリア語やフランス語や中国語でも花火にあたる言葉を知っていたら
そういうのが思い浮かんだかもしれません。

イタリアの花火はどんなだろうか。
ディズニーシーの短い花火をみていて
『冬の猿』というフランスの映画に出てくる花火のことも思い出しました。
お爺さんと三十くらいの男が
荒んだように、慰めるように砂浜で花火にどんどん火をつけていくのですが
昔、その場面を見たときも日本の花火とは全然違うな、と思いました。

わたしはイタリアやフランスで花火を見たことはないけれど
ディズニーシーで花火を見たり映画の中で花火を見たりすると
きっとイタリアやフランスの花火というのは
花火そのものの色や形も、花火をする場面の雰囲気も違うんだろうと思います。

外国にいくとそういうことがよくわかります。
そんな違いがあるなんて知らなかった、というような違いに気づきます。
だからいろんな国にいってみたいなあと思います。

アメリカに住んでいたときは
人々の食事についての意識、返品についての意識、
環境保護に対する意識、職業についての考え方、
日本とぜんぶ全然違って、そういうことを知るのは面白かったです。

でも外国人としてそこに腰を据えて暮らそうとしたら
面白いよりも先にその規範の中で上手くやることが重要になるので
面白いばかりもいっていられないだろうなとは思います。

人々の意識なんていう大きなところだけじゃなくて
生活の中の細かいところでもひとつひとつが驚くようなことばかりで
でもそういうところの積み重ねから
わたしにとってのアメリカという外国を透かし見ていたと思います。

車で走りながらでも探せるように
家の壁にかならず大きな地番のプレートがついていたり
もしくは建物の壁に直接地番が書いてあったり
('1500'とか'1572'とか。
 日本の'6-5-4'にあたる部分が
 一文字あたり少なくとも縦30×横20センチくらいの大きさでついている)
日本のように公共工事をたくさんはやらないので幹線道路でもぼこぼこだったり
燃費がよくてデザインの新しい車(つまり日本車のような車)が
日本よりずっとずっと高くて
しかも日本のように車検がしっかりしていないし日本のように高くもないので
みんな三十年以上前の車を平気で乗り回していたり
人種の壁は実際揺るがしようのないもので
テレビドラマや映画でよくあるみたいに
白人中心のグループにブラックとメキシカンとアジアンが一人ずつ、みたいな割合は現実にはなく
あれは制作側がいちおう配慮しているだけだったり
(だって実際の人種構成比に直したら、白人以外は各一人ずつ、にはならない)
(差別というのもあるけれど、
 東京に来ても出身の同じ人たちが親しみを覚えあったり
 違う小学校の人たちがみんなでひとつの中学校に進学しても
 元の学校の人とばかりつるむ、というのに似たところもある気がしました。
 あとすごくインテリジェントな人たちの集う職場とか学校だと
 セレクションを通った者同士なので互いを認めあえるし
 協働していい結果を出すためにふつうに仲間になるとは思います)
子ども向け番組を見ていたら
日本より進んでいて、障害者の子役の子がレギュラーで出ていたり
工作の番組では、やることもコンセプトも
昔あった『できるかな』や今の『ピタゴラスイッチ』に比べてレベルが低くて
やはり日本人は器用で小技を利かせるのかなと思ったり
職業はほんとうにみんなチャンスがあればどんどん変えるし
ステップアップという概念が現実のものだったり
(日本だとそこまでしっかりと目指すものへ道筋つけて考えている人はあまりいない)
野菜といえばろくに洗ってもいない生野菜を食べることだったり
すごくヘルシーな食事は高級なレストランやデリにしかなくて
安いものの中ではサブウェイでベストだったり
(実際サブウェイはヘルシーだと思うけれど、それくらいしかないというのは悲惨)
卵を買ってもミルクを買っても商品管理が行き届いていないので腐っていたり
そういうことひとつひとつがすごく勉強になりました。

そういうことを忘れないようにしたいし
いつかまた外国にいきたいと思います。
仕事でいきたいな。
しばらく外国で過ごしたい。

商社の人に会ったり話を聞いたりするといいなあと思うけれど
(そしてやはりお給料もすごくいいらしい)
日本人の普通の人と結婚して子どもも欲しいと思っていたら
ちょっと相当がんばらないとむりな仕事だと思うし
それに貿易や取引をするよりも
やはり今度始める
新しい雑誌(のようなもの)をどんな媒体にするか考えたり
文章を書いたりするという仕事のほうが
ずっとやってみたいので
日本の中でがんばろう。

英語の勉強をまたして、あと中国語も少しでいいのでしておいて
(中国語は漢字だけでできているので
 ディクテーションをしてみると
 脳の中の漢字を扱う部分がふだんと違う感じで刺激されて
 ぴかぴか光るような感じがします。
 ドキドキします)
いつでも外国にいけるようにしておきたいです。
(おととい外国人の人に道を聞かれたとき、英語で話して
 相手もネイティブスピーカーではなかったけれど
 かなり適当な案内しかできなくて、いけないと思いました)

by writetoyou | 2007-09-05 18:07 | 東京


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