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いつか書く手紙

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2007年 10月 15日

たくさん眠って眠って眠って





この土日はたくさん眠って眠って眠って
たくさん食べて
元気になった。
すごくうれしいです。

食べないとやっぱり変になるわ。

しゃぶしゃぶもいっぱい食べたし
浅草の人形焼も
スーパーオオゼキで買った蜜柑とバナナも
キダくんが京都から送ってくれたお漬物も
湯豆腐も
かぼちゃのおみそしる(わたしの考案した料理。たまねぎと入れる。おいしい)も
妹が買ってきてくれたジャン・ポール・エヴァンのガトーも
きっとみんな
わたしの栄養になった。
ありがとう、食べ物。


たくさん眠って
夢もたくさん見た。
こわい夢。
気持ち悪い夢。
きっとそういうのを見るのが
必要なんだ。

頭のなかが
ぱんぱんになるから。

新しい環境で
働いていて
おそるおそるの部分もあるし
勝手がわからないことも多いから
頭のなかがひゅんひゅんという。

あたまが
ファンを一生けんめい回しても
熱を逃がしきれていないHDDのようになる感じ。
一回電源落とさないとだめだ。

PCで
メモリがいっぱいになりそうになったら
止まってしまう前に
アプリケーションをどんどん閉じるでしょう
(わたしは金曜日
 開いているブックが重いことに気がつかずに
 作業を続けていたら
 フリーズしてしまって
 エクセルで作っていたのが
 消えてしまいました)。

夢を見るのは
その
立ち上がりっぱなしの
たくさんのアプリケーションを
閉じてゆく作業に
似ていると思うのです。

いっぱい夢を見たら
すっきりする。

わたしの中の
嫌な部分が
どんどん流れ出る。

夢の中でわたしは

万引か何かでつかまって
試験を受けなくてはいけなかったり
(その試験の結果で処分が決まるらしい)、

また、
薄暗い地下街の古本屋で
『史記』とか『詩経』というタイトルの薄い本が
売っているのをみて
これがほしかったのだ
と喜んでいたのに
はっとみるとどうしてもその本がもう
見つけられなかったり
(その二冊の表紙は
 なぜかジャン・コクトーの絵だった)、
そして閉店の時間になり
『遠き山に日は落ちて』や『蛍の光』が
その中野のブロードウェイのような
あやしげな建物の中に流れて
店主がこちらをじっと見ていたり、

また、
気になる人と
閉まったシャッターの前で
何かとりとめのない
けれど大事な話をしていたり、

また、
車の後部座席に座って
憂鬱な気持ちで
窓から
外の景色をうつろな気持ちで眺めていたり、
そしてそんなときに
ゆいいつの心の支えなのは
昔お世話になった先生にこれから会いに行けることだったり、
けれど自分じしんのことを上手く説明できるだろうか?
と不安になったり、

また、
映画か舞台かが終わって
赤い緞帳が
随分と重たげにのろのろと引かれるのを
じっと見ていたり、

そんなふうに
明るくないムードの夢を
途切れ途切れに
波が寄せては返すように
ずっとずっと見ていた。

カーテンを通して入ってくる
光の強さ弱さや
空気のぬくもり・冷たさで
朝から昼へ
昼から夕へ
外の世界が変わっていくことを感じながら
ずっとずっと寝ていて
ずっとずっと夢を見ていた
(記憶の棚卸しみたいなものだと思う、夢は)。

そんなふうにずっと眠れたので
この週末は
よい週末でした。
よかったです。
この一週間が先週よりもゆとりのあるものになるとよいです。

by writetoyou | 2007-10-15 02:09 |


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